Mail Magazine

メールマガジン

わかば経営会計メールマガジンVol36 消費税軽減税率Q&A

2019.09.27Vol.036

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
わかば経営会計メールマガジン Vol 36
2019年9月27日 金曜日
【目次】
1. 税制・経営コラム ~税制適格ストックオプション対象の拡大~
2. 税制・経営コラム ~消費税増税後の会計税務処理~
3. 実務書籍紹介 ~「経営参謀としての士業戦略」~

↓↓↓バックナンバーはこちらから↓↓↓
https://wakaba-ac.jp/mailmagazine/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

◇ 1.税制・経営コラム ◇
働き方改革の旗振りの影響もあり、大企業でも副業を容認する企業が増えています。
また、そもそもベンチャー企業では、業務委託を含めて、フルタイムの正社員ではない
色々な働き方のメンバーがいるのが日常になってきています。
IT系の人材については流動性が高く、スタートアップ期は特に、
一つの会社に正社員として所属しないケースが多く見受けられます。

そんな中で、IPOを目指すベンチャー企業にとってメンバーのモチベーション向上の
主要な手段である「ストックオプション」の税制が改正、施行されました!

ストックオプション制度の中で税制の優遇が認められている「税制適格ストックオプション」
の対象者は、従来は「取締役、執行役及び使用人」に限定されていましたが、
今回の改正(7月16日施行)によって対象者が拡大されました。

具体的には、一定の要件を満たす外部協力者(エンジニアなど)に対象が拡大され、
これによってベンチャー企業が機動的に社外の高度人材を活用することが後押しされます!

申請会社で当該協力者を活用して行う事業計画を策定し認定を得る等の手続きが
必要ですので、詳細については下記をご参照ください。
https://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/stockoption.html

◇ 2.税制・経営コラム ◇
さて、来週からいよいよ消費税が増税(かつ軽減税率導入)されます!

うちは食品を扱ってないから軽減税率は関係ないかな、という会社もあると思いますが、
税務申告はさておき(通常、税理士に委託すると思いますので)、
社内の会計税務処理については増税への対応が必要です。

具体的には、10%への増税と軽減税率の開始にともなって会計ソフトの設定や
記帳方法の変更が必要になる場合があります。

前者の会計ソフトの設定については、自動で切り替わるソフトも多いですが、
少なくとも食品とそれ以外が混在するような勘定科目については、
補助科目を設定するなど10%と8%を峻別する仕組みが必要となります。

また、後者も関連しますが、10%と8%をきちんと分けないといけませんので、
一つの取引先で税率が混在するような場合は仕訳(行)を分ける、
などの対応が求められることになります。

軽減税率は初めての試みですので、フタを開けてみないとわからない
という面もあるのは確かですが、専門家にも相談の上、順次対応していきましょう!

◇ 3.実務書籍紹介 ◇
「経営参謀としての士業戦略」
(藤田耕司著、日本能率協会マネジメントセンター(2019年6月))
https://pub.jmam.co.jp/book/b454243.html

公認会計士でありながら心理カウンセラーの資格を持つ著者による、
「AI時代に求められる」士業の戦略・仕事についての書籍です。

AIでこう変わるだろう!とかこんな仕事はなくなる!という書籍は多いですが、
この書籍は心理学的なアプローチから、こういう仕事がこれからの時代には求められる
ということを、具体的に実例を交えて解説しています。

・「人間にしかできない仕事」の価値が高まる
→Think(思考力、想像力)・Humanity(人間性)・Body(物理的実体・法的権利帰属主体)
の要素が求められるような仕事はAIには代替されない
・士業にとっては「機能的価値」だけではなく「情緒的価値」の提供が必要
→「情緒的価値」は機械による代替は難しい
といった部分が特に印象的で、大変参考になる書籍でした。

ご興味があれば是非お読みください!

文責:わかば経営会計 大磯毅(大阪事務所)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
株式会社わかば経営会計/税理士法人わかば経営会計
URL:http://wakaba-ac.jp
□大阪事務所
〒541-0042 大阪府大阪市中央区今橋2-3-16 MID今橋ビル10F
TEL:06-4706-8088 FAX:06-4706-8023
□東京事務所
〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町2-11 イワサキ第二ビル5F
TEL:03-6231-1974 FAX:03-6231-1975
□福岡事務所
〒812-0013 福岡県福岡市博多区博多駅東1-14-34 博多ICビル3F
TEL: 092-292-7559 FAX: 092-292-7576
□千葉事務所
〒260-0016 千葉県千葉市中央区栄町36−10 甲南アセット千葉中央ビル7F
TEL:043-306-9191 FAX: 043-306-9192

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【留意事項】
※当メールマガジンの内容についてのお問い合わせは、弊社のご担当、または
当社HP問合せ(http://wakaba-ac.jp/contact/)よりお願いします。
※当メールマガジンの内容の無断転載はお断りしております。
※当メールマガジンは弊社所属メンバーが名刺交換をしたお客様及び
HP等で登録をいただいたお客様にお送りしております。
配信停止をご希望の場合、info@wakaba-ac.jpまでご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メールマガジン一覧へ戻る