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わかば経営会計メールマガジンVol55  スタートアップセミナーのご案内!

2021.11.10Vol.055

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わかば経営会計メールマガジン Vol 55   セミナーのご案内!
2021年11月10日 水曜日
【目次】
1.事務所通信 ~スタートアップセミナーのご案内(神戸)~
2.事務所通信 ~SDGsに向けた取り組み~
3.実務図書紹介 ~ファンベース~

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https://wakaba-ac.jp/mailmagazine/
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皆様、いかがお過ごしでしょうか。

コロナ感染者数も低水準となり、休日の人出も多くなってきました。

11月に入り、過ごしやすい季節となりましたが、朝晩は気温が低く、
風邪をひきやすい時期です。くれぐれもご自愛ください。

◇ 税制・経営コラム ~セミナーのご案内~ ◇

弊社代表の大磯が、みなと銀行様と共同でスタートアップ向けセミナーを神戸にて開催します。

https://anchorkobe.com/information/detail.php?id=5414

ベンチャー企業の資金政策が主なテーマであり、スタートアップが資本政策を考える際の論点、
株価が投資家にどのように評価されるか等について講演します。

また、その後個別相談会も実施予定で、企業の資金調達等の悩みについて、
じっくり相談できる機会となっております。

エクイティによる資金調達を考える資本政策は、やり直しがききませんので、
将来の事業計画を踏まえたうえで、計画的に準備する必要があります。
今すぐに必要でなくとも、関心がございましたら、ぜひご参加ください。


◇ 税制・経営コラム ~SDGsに向けた取り組み~ ◇

SDGsとは持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)
の略称で、2030年までに17の目標が設定されており、
気候変動や経済的不平等、イノベーション、
持続可能な消費などを優先課題として盛り込んでいます。

日本企業においても、SDGsに対する関心は高まりつつありますが、
大企業が広告宣伝もかねて行っている場合が多いのが現状ですが、
中小企業でもSDGsに取り組む会社がありますので、今回紹介させていただきます。

・株式会社ウチノ様
内野家という会社は、元々惣菜メーカーでしたが、
常温で長期間保存可能な惣菜の真空パック(uchipac)を開発し、
現在は真空パックを中心に販売されています。

この会社は、SDGsの取り組みとして、自社の総菜を日本のひとり親家庭に配る
ボランティア事業を行っています。

この事業は、企業や個人がuchipacを購入して寄付することにより、
寄付したuchipacをひとり親世帯に届けるというものです。
法人、個人とも一定額までは寄付控除を受けられるため、
ご興味にある方はウチノ様の下記HPをご覧くださいませ。

https://uchinoya.com/sdgs-item/


・セーバー技研株式会社
1985年創業して以来36年間地域の皆様に支えられ、
省エネ・環境マネジメント、設備工事、設備メンテナンス事業を営んでいます。
「助ける」が由来のセーバーの名を背負い、
安心・安全な快適環境を守る事業を継続して継続して来られました。

次は、地域の子供達が安心して過ごせる未来を守りたいという思いで、
売上の1%及び支援自販機売上の一部(1本5円~)を保育園や幼稚園に
100㎡の人工芝グランドを寄贈する”100turfプロジェクト”を始動しました。
ご賛同いただけるプロジェクトパートナー様も募集されています。

https://savergiken.com/sdgs/100turf/

◇ ~実務図書紹介 ~ファンベース~ ◇

ファンベース 支持され、愛され、長く売れ続けるために
(佐藤尚之 著、 2018年2月)

https://honto.jp/netstore/pd-book_28847307.html

この本の著者は、電通にてコピーライター、CMプランナーなどの仕事に従事されたのち独立し、
現在はSNSを活用した集客のコンサルティングの分野で活躍されています。

中小企業の場合、大企業のように大量生産・大量販売が難しいため、
似たような商品で価格競争になると、どうしても負けてしまいます。

中小企業が利益を出すためには、
必然的に大企業が進出しないニッチな分野を見つけることが必要となるわけですが、
このポジションで安定的に売上をあげるためには、
自社の商品を熱烈に支持してくれる顧客、
いわゆる「ファン」を増やすというのはとても有効であると思います。

この本は、中小企業のマーケティングにとどまらず、
我々のようなサービス業や個人事業主にとっても、
常連客を増やすという意味において有益であると考えましたので、
今回紹介させていただきます。

パレートの法則というものをご存知でしょうか。
これは「全顧客の上位20%が売上の80%を生み出している」というものですが、
これは業種・会社規模によって多少の差はあれども、
概ねこのような数字になると言われています。
全顧客の上位20%がいわゆる「ファン」と呼ばれるもので、
ここを大切にしていくことが、会社の長期的な成長につながるといいます。

例えば、大手食品メーカーのカゴメは、ファンの満足度を上げるために、
ファンコミュニティーの形成に力を入れているそうです。
例えば、実際に会社の工場に招待し、商品開発担当者と直接触れ合う機会を設けて
います。またファン同士の交流会を開催し、商品の素晴らしい点を共有する、
商品を使った新しいレシピを紹介することなどを、会社全体として行っているといいます。

これにより、ファンはもともと自分の商品の良さを他人に伝えるのが大好きなので、
口コミで自社に商品がファン経由で伝わっていくという効果が期待できます。
口コミ効果は、ファンが増加すればするほど、広告費なしで宣伝することができ、
無視できないものになるといいます。

また、大手電機メーカーのソニーでは、自社の商品であるデジタル一眼レフカメラの
プロモーションのために、購入後商品を使いこなすための情報やサポートを
メルマガで配信したり、撮影講座を設けたりしています。

また、自社商品で撮影した写真をアップできる場所を設けて、
ファン交流ができる場所を提供しているといいます。

ではどのようにすればファンを増やし、売上を増加させることができるのでしょうか。
この本では3つの施策が紹介されています。

・自社商品の価値自体をアップさせること
これは「共感」を強くすることです。顧客にとって使い勝手のよい商品・サービスは、
どこか共感しているものがあるはずで、それを前面に出したマーケティング、営業活動が有効です。
企業がそれをわかっている場合は良いですが、
わからないけどなぜか売れているという場合も少なくありません。

そのときは、顧客アンケートやファン交流会を開くことで、
自社商品の良さの再発見ができる場合もあるといいます。

・自社商品の価値を、他に代えがたいものにすること

これは「愛着」を強くすることです。
愛着とは、商品の機能性・使いやすさといった、「共感」
の段階とは異なり、「この会社を応援したい」と思えるような仕組み作りです。

例えば、ファンに対して、自社の歴史、商品開発のストーリーや
苦労話を積極的に発信する、あるいは
ファンに対して企業が特別なイベントを用意するなどのアクションがこれにあたります。
このような施策によって、会社に対する愛着をもつようになり、
ファンがより「コア」なファンへとなっていくといいます。


・自社商品の価値の提供元の評価・評判をアップさせること
これは「信頼」を強くすることです。

信頼を得ることは一朝一夕にできるものではないのですが、
例えば、トラブルがあったときにすぐに対応する、
誇大広告を行わない、
料金体系に関する説明を丁寧に行う、
不祥事が起こった場合に誠実に対応する、
従業員を大切にする

などです。
どちらかというとファンを作るという観点の施策とは異なる部分が多いですが、
このような営業努力が根強いファンの信頼を勝ち取るためには必要であるといいます。

このように、顧客の共感・愛着・信頼獲得を目指して、短期的・中期的な目標を立てながら、
戦略的に会社の営業活動を行っていくことによって、
売上を安定的に伸ばすことができるといえます。


文責:わかば経営会計 渡邊大真(大阪事務所)

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