男性の育休経験者に聞く!育休を通じて変わったこと

2022.12.19 ワークライフバランス若手社員キャリアバリュー
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男性の育休経験者に聞く!育休を通じて変わったこと
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わかば経営会計では、以前より男性の育児休業取得率が100%で推移していましたが、数日の取得が最も多い状況でした。

そんな中、わかばの男性メンバーで一番長い約3ヵ月の育休取得を経験した、大阪事務所のコンサルタントである木内隆宏に、育休期間中の過ごし方、自身に起きた変化などを聞いてみました。

~まずは育休取得のきっかけについて教えてください。

いきなりですが、実はあまり取ろうとは思ってなかったんです。取っても数日かなって。でも地元の友達が半年くらい育休を取っていて、その友達の家に行ったときに「絶対に取ったほうがいいよ!」とアドバイスをもらいました。赤ちゃんの写真を見せてもらって幸せそうだと思ったんですが、育児の大変さを語ってくれて、大変で貴重な時期なのであれば、数日と言わずもっと長い期間取りたいなと思いました。

―――それを奥さまに伝えたときはどんな反応でした?

最初数日の話をしたときはえーーという反応でしたが、数ヵ月取ろうかなと伝えたときはすごく喜んでくれて。その姿を見て決めてよかったと思いましたし、同時に育休を取るからにはしっかり育児に向き合わないと、という責任感も芽生えた瞬間でした。

―――そして実際3ヵ月取ったあとの奥さまの反応はどうでした?

一緒に育児ができて本当によかった、いなかったら乗り越えられなかったかも、という言葉をもらえたのは嬉しかったですね。3ヶ月一緒に過ごせたことで夫婦間の絆も深まったと感じています。

~一方で会社の反応はどうでしたか?

まずは一緒にアサインされている上司に育休を取得したいと伝えたんですが、コンサルタントで過去に長期間育休を取ったメンバーがいなかったこともあり、育休の長さには驚かれました。でもマイナスの印象は全く受けなくて、むしろすぐにアサイン調整に動いて下さって、育休に入る前は引継ぎや短期のスポット業務がメインで配慮してもらえましたし、そのおかげで心残りなく育休に入れたと感じています。

~育休を取るにあたって、心配なことはなかったですか?

一番の心配事は実は対会社でした。。会社にもっと貢献してからじゃないとダメなんじゃないかと思ったりしていましたし、入社して1年半で3ヵ月育休を取るということを言ってもいいのか、と自分でハードルを設けてしまっていました。結果、杞憂に終わったんですけどね(笑)。でも前例がないということもあり、伝える時は一番緊張しました。

―――奥さまと相談したことは?

どのタイミングで取るかは悩みました。出産日が予定日から遅れたことや育休前の最後のバンクミーティングが延期されたりといろいろあり、結果的に子どもが産まれて2週間後に育休がスタートしました。妻が退院してから私が育休に入るまでの1週間が完全に妻のワンオペになったので、妻一人だけで初めての育児というのが心配でしたし心苦しい思いでした。

~育休中の過ごし方を教えてください。

最初の1ヵ月が一番大変でしたね。、一緒に寝ていても多い時は1時間おきに起きたり泣いたりというリズムだったので、妻と交代交代でお世話していました。ワンオペは無理だなと思いましたし、育休を取ってよかったと思える瞬間でもありました。子どもが寝ているわずかな時間に買い物や家事を交代でして、何とか乗り切ったというのが正直な感想です。こんなに赤ちゃんに生活リズムを合わせないといけないのかと思いましたし、育休の間に読みたい本やドラマを見たいと思っていたんですが、ゆっくりできるどころか、育児の大変さを身に染みて感じた1ヵ月でした。

―――1ヵ月経ったあとはどうなりましたか?

沐浴を卒業してお風呂に入るようになってからはよく寝るようになってくれて、夜の睡眠も長くなり、夫婦共々久しぶりに人間らしい生活になり、メンタルも改善されたと思います。私自身、親戚内でも一番若く、赤ちゃんに触れたことがなかったこともあって、泣き声への耐性が全くなく、すごく苦労しました(苦笑)。

 

~パパになりもうすぐ5ヵ月経ちますが、育児を通して変わったことはありますか?

うちは共働きなんですが、今までは料理はすべて妻に任せきりだったんです。。育休中はほぼ私が料理していたので妻が今までやってくれていたことに気づく機会にもなりましたし、本当の意味で今まで家事分担できていたのか見直すことができ、今は二人で育児も家事もという雰囲気になれたと思います。

―――すごくいい関係性ですね。ところで育休が終わってもうすぐ2ヵ月が経ちますが、気持ちの変化はありますか?

育休を取り育児の生活リズムを体感したからこそ、自分が家にいない間に妻と子どもが何をしているのか、その大変さが想像できますし、何より思いやりの気持ちが芽生えたと思います。仕事が終わったあとに飲みに行きたい!という気持ちもなくなって(笑)、早く家に帰って子どもの顔が見たい、妻と3人の生活をより大切にしたい!と思うようになりました。

―――育休が終わってから奥さまにかけられた言葉とかありますか?

欲を言えばもっと取ってほしかったなとも言われました(笑)。

 

―――在宅勤務の頻度はどうですか?

クライアントへの訪問や会議の日以外は、基本在宅勤務にしています。仕事中でも困ったときは一緒に育児をしている状況です。

~最後にこれから育休対象になる男性メンバーに一言お願いします。

仕事が忙しかったり、属人的な業務もあって自分が休むことに不安になるかもしれないですが、その点は先輩やまわりのメンバーがサポートしてくれますし、育児に積極的なメンバーも多いので、育児のアドバイスもしてくれます。育休は制度なので取れて当たり前と言えばそうかもしれないですけど、フォローして下さったメンバーには感謝の気持ちでいっぱいです。復帰もスムーズでしたし、取りやすい環境なので、これからお子さんが産まれる方は前向きに考えてもらいたいなと思います。そして私は育休を取ってよかった!と胸を張って言えます。

 

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