出向で感じるやりがいと成長。中小企業活性化協議会(旧 再生支援協議会)への出向経験者に話を聞いてみた!

2023.8.1 わかばで働く理由人材育成女性のキャリアキャリア
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出向で感じるやりがいと成長。中小企業活性化協議会(旧 再生支援協議会)への出向経験者に話を聞いてみた!
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わかば経営会計では、2023年7月現在で2名の中小企業活性化協議会出向経験者が在籍しております。

(中小企業活性化協議会とは、中小企業の活性化を支援する「公的機関」として47都道府県に設置され、全国の商工会議所等が運営している機関です)

そのうちのひとりである大阪事務所の吉良香奈子に、出向時の話を聞きながら、その実情に迫りました!

~まずは簡単に自己紹介をお願いします。

2011年の公認会計士試験合格後、2012年よりEY新日本有限責任監査法人に入社し、2016年より大学の事務職として、予算関連の仕事に従事しました。しかし大学で働くうちに、“せっかく資格を取ったのだから、会計士としてお客さまと接する仕事に就きたい”と思い直し、転職を決意。2018年よりわかば経営会計に入社しました。

 

~ずばり入社決断の決め手は何でしたか?

ずばり、、、代表である大磯の熱い思いが決め手となりました。笑

エージェントを使って転職活動をしていて、他の税理士事務所等も受けていたのですが、当社に応募した際に、“明日にでも職場まで伺うのでぜひ会いましょう!”という連絡が大磯から来ているとエージェントに言われました。実際に翌日に職場(京都の大学)まで大磯が来てくれて、大学内のカフェで面談をしました。こういった行動力に熱い思いを感じ、惹かれたというのが決め手でした。

他にも、候補にしていた他社よりもサービスラインナップが広く色々な経験ができそうなところや、社内に同年代の方が多く会社に馴染みやすそうと感じたことも大きかったです。

 

~実際出向してみて、何か大変なことはありましたか?また、具体的にどのような業務を行っていましたか?

出向する時点では再生業務の経験が1年と少しくらいしかなく、担当した案件も少なかったので、「実務ではこうする」という再生業務の基本のような論点でも、よく理解できていないことが多々ありました。ですので、最初のうちはかなり苦労したのですが、全国本部で勤務されている周りのプロマネ(プロジェクトマネージャー)の皆さんがとても親切に教えてくださいました。全国本部では全国47都道府県の案件に触れることができるので、色々な案件をみながら少しずつ学んでいったという感じです。また、弁護士・会計士の資格を持っているプロマネの方もたくさんいらっしゃるので、専門的な話を聞かせていただく機会も多く、楽しく業務に打ち込むことができました。

役職は北海道・東北エリアの担当ということで、北海道・東北ブロックの協議会と案件の打ち合わせをしたり、専門家の紹介や案件ごとに数値基準(計画3年以内の経常利益黒字化・5年以内の債務超過解消・10年目のCF倍率10倍以内)の充足の確認などを行っていました。あとは協議会や金融機関向けの研修なども実施していました。

 

 

~出向する前と後で、ご自身はどう成長していると思いますか?

全国本部の専門家として、非常に多くの案件事例や、事業再生のプロフェッショナルの先生方と関わる機会が多かったため、再生業務に関する知識面は出向当初に比べると各段に成長できたと思います。

またご縁があり、再生実務の経験が非常に豊富な会計士の先生方が本を執筆される際のお手伝いをさせていただけたことなども、自身の成長に繋がっていると思います。

 

 

~2年間の出向経験は、吉良さんのキャリアにとってどんな影響を与えてますか?

先ほども述べました通り、再生のプロフェッショナルの方々とたくさん出会う機会があったのは、協議会のなかでも「全国本部」という場所に行かせていただいたからこそだと思っています。その中でもひときわ熱心に再生業務に取り組まれている会計士の先生がいらっしゃって、“本気で会社を助けたい”という一心で仕事をされているのが、お仕事ぶりから伝わってきました。人柄もとても温かい方で、相談企業に寄り添いながら支援をされる姿勢を見ていて、、自分もその先生のような専門家になりたいなと強く思いました。出向から戻ってきた今も、その先生のような存在を目指して仕事をしています。

 

~ちなみに2年間の出向経験の中で、一番印象に残っている仕事はなんでしょうか?

コロナ禍で協議会に新しくできた制度である「新型コロナ特例リスケジュール支援」の制度開始準備に関与できたことです。コロナ禍において企業の再生に大きく寄与した制度かと思いますし、そのような制度の立ち上げに携わることができた経験は、一番印象に残っています。その制度概要や趣旨について業界専門誌に寄稿させていただいたことも、非常に貴重な経験だったと思います。

 

 

~今後、どういうキャリアで歩みたい?

再生支援協議会(現、活性化協議会)への出向経験で、再生業務の奥深さや社会的意義の大きさを再認識出来ました。また、これから目指していきたい目標のような先生にも出会うことができたので、今後も再生業務に力を入れて、キャリア形成をしていきたいと思っています。

 

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